スゴイカードには2つのジャンパーグループがあります。
ひとつは機能の有効/無効、もう一つは電源ソースの選択です。
搭載した3つの機能は、通常はパソコンに同じ機能があっても併用できます。例えばパソコンにIEEE1394の機能があらかじめついているとかですね。
しかし、長年パソコンを使っているほど、この「通常は」という言葉が信用できなくなってきます。
「なんでコンフリクト(競合)するの?」などという例外事態は十分に想定しました。(本当にコンフリクトなんか絶対にしないはずなんですよ。普通のパソコンなら。)
3つの機能を個別に有効/無効の設定ができるのです。もしIEEE1394機能がコンフリクトした場合、スゴイカードのジャンパー設定を変えれば競合を解決できます。(もちろんスゴイカードのIEEE1394機能は使用できません。)
一般に競合が起きた場合、設定変更の画面すら起動しなくなります。でもジャンパーなら確実に設定を変更できるのです。
もうひとつの電源ソースも、パソコンによっては重要です。
200W以上の電源を使っていればまったく問題はおきないのですが、ごく一部のメーカー製パソコンでは80Wなんていう極小電源を搭載しています。
事実、このパソコンのCD-ROMドライブをCD-RWに交換しただけでパソコンが起動しなくなりました。
こんなパソコンでUSBなどのバスパワーを使用したら?
そうです。バスパワー機器を接続した瞬間にパソコンがフリーズ、リセット、保護回路作動、という事態になります。このような話はよく耳にされていると思います。そのため当社ボードは従来より電源ソースの選択機能がついています。
原因は2つです。
1つはマザーボード経由でPCIバスに供給される電流の制限で、もうひとつはパソコンの電源ユニットの容量です。
スゴイカードには電源ソースとして、「PCIバス」「内部電源コネクタ」「外部ACアダプタ」が選択できます。
この3つを切り替えることにより、パソコンにとって負担のかからないところから電気をもらうことができるのです。
もっとも、90%以上のパソコンでは、このようなジャンパーを使用する必要はありません。
ただ、ごく一部のパソコンで発生するかもしれないことにも気を配り、対策をしているのです。
これこそ、まさに使って安心です。