「このメディアは書き込み禁止になっています」のメッセージが表示され、コピーできない

項目番号 : CBL0025

該当製品 :SGC-20EZPROS SGC-20EZPRO SGC-20ULK3 SGC-20ULK7

詳細

ファイルをコピーするときに、「このメディアは書き込み禁止になっています」のメッセージが表示されるパソコンが一部存在します。

詳細は以下のような症状です。

• Cドライブには書き込めるがDドライブに書き込もうとすると上記エラーが表示される。
• マイドキュメントに書き込もうとすると上記エラーが表示される。

原因

当社にて可能な限り調査しましたが、明確な原因は確認できていません。

ただし一部のメーカー製パソコンの一部機種にて発生すること、また、リカバリやDドライブをフォーマットをするとエラーが起きなくなることがわかっております。

上記例でマイドキュメントに書き込めなかったケースでは、当該パソコンの場合、マイドキュメントのデータが一般的なCドライブではなくDドライブに変更されていることが分かりました。

しかしDドライブに変更すること自体は本来は問題がなく正常にコピーできなければいけません。

実際、当該パソコンをリカバリすると、問題なくDドライブにあるマイドキュメントにコピーできるようになります。

このことから、パソコン出荷時のDドライブのシステム状態に問題があると十分推定できます。

リカバリを実行すると出荷時の問題が解消して、スゴイケーブルが正常に動作します。

対処方法

結論としては、リカバリをするか、Dドライブの再領域設定と再フォーマット（初期化）を実行します。

ここではデータを失わずに再フォーマットする手順について説明します。

※本手順が正しく行なわれないとデータを消失する恐れがあります。必ず手順通りに進め、もし手順と違う内容になった場合は作業を取り消してください。

重要なデータはバックアップを取ってください。

1. 再フォーマットするとDドライブのデータが全て消えますので、データを移動します。
2. マイドキュメントの保存場所を確認します。
   場所を確認する方法は、「スタート」-「マイドキュメント」を右クリック - 「プロパティ」の中のリンク先で表示できます。
3. 保存場所が「D:\.....」の場合は、メモを取るかその内容をコピーしてメモ帳などに貼り付けて保存します。
   「C:\Document and Setting...」の場合は不要です。　
4. Cドライブ内に「Dドライブ」等の名前のフォルダを作成します。
   空き容量が少ない場合は、外付けHDD等に作成します。
5. 隠しファイルも表示するように設定変更します。方法はコチラ
6. Dドライブの内容をCドライブ内の「Dドライブ」フォルダの中に移動します。
   その際はDドライブのルートで全てを選択して、フォルダ構造を維持したままコピーします。
7. Dドライブの内容が空になっていることを確認します。
8. マイコンピュータを右クリックして「管理」をクリックし、「記憶域」 - 「ディスクの管理」をクリックします。
9. 「ディスク0」の欄に「（D:)」の領域があることを確認します。
10. 「（D:)」の領域を右クリックし、「論理ドライブの削除」をクリックします。
    ※この作業でDドライブのデータは全て消去されます。
11. 画面にしたがって削除の作業を進めます。
12. 「（D:)」の領域が空になりました。　この空の領域を右クリックします。
13. 新しいパーティションの作成とフォーマットを実行し、ドライブ文字はDにします。
14. 6.で移動したデータを、今作成されたDドライブに移動します。
15. 以上で完了です。