インストールをしたらパソコンが動作しなくなった。

 

 

 

● リソースが競合している。PnP(プラグアンドプレイ)が正しく行われていない。PCIリビジョンが2.1ではない。

パソコンのBIOSに問題があり、正しくPnPが動作していないことが考えられます。

  • 挿しこむPCIスロットを他のスロットに挿入しなおして試してください。
    AGPスロット(一般に画面表示のためのカードが取付けられています。)の直下はなるべく避けてください。

  • IBMパソコンでは、PnPのリセットが必要になる機種があります。パソコンに添付されている「ハードウェアハンドブック」に競合解決の手順が記載されていますので参照してください。

  • パソコンのPCIバスのリビジョンが2.1ではなく2.0の場合、正常に動作しません。詳細はパソコンメーカーにお問合せください。

これで解決しない場合は、「IRQの競合が起きている。IRQシェアリングが正しく行えない。」を見てください。

 

● ハードウェアが変更されるたびに、パソコンのBIOS設定をしなければいけないパソコン。

IBMパソコンに多く見られますが、機器の構成内容が変更された場合、起動するとエラーが表示され、F1キー(キーはパソコンによって異なります)を押してBIOS設定画面を表示するよう促されます。
この場合はBIOS設定画面を出し、そのまま保存終了を選べばパラメータが書き込まれます。

これで解決しない場合は、「リソースが競合している。PnP(プラグアンドプレイ)が正しく行われていない。PCIリビジョンが2.1ではない。」を見てください。

 

● Windows XP で標準ドライバを使用している。

Windows XP にはUA-HD100Cと同じチップセットのドライバが組込まれています。しかし、このドライバは問題があるため使用できません。(当社がマイクロソフト社に提供したものではありません)
UA-HD100Cは様々な問題を解決したバージョンのBIOSを搭載しており、それに対応したドライバでないと正常に動作しません。
ドライバは必ずインストレーションFDまたはホームページで公開されているものを使用してください。
特にインストールの際は、F6キーを押すのを忘れないでください。(詳細はWindows XP へのインストールを参照してください。)


[F6キーを押すのを忘れて、標準ドライバでインストールを開始した場合]

UA-HD100C Rev.1.1の場合、インストールは途中まで進みますが、再起動後に青い画面が出てシステムが停止します。
この場合は最初からやり直すか、HDDをオンボードに接続してインストールすることができます。(ただしオンボードでHDDの容量を認識できるパソコンに限ります)

  1. パソコンの電源を切り、電源ケーブルなどを外します。
  2. インターフェイスケーブルをUA-HD100Cから外し、オンボードのIDEコネクタに接続します。
  3. パソコンを起動し、インストールを継続します。
  4. インストールが完了したら、「スタート」-「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」-「ハードウェア」タブ -「デバイスマネージャ」を開きます。
  5. リストの中の「SCSIとRAIDコントローラ」内の「HPT370 ...」を右クリックし、「ドライバの更新」を選びます。
  6. 「ハードウェアの更新ウィザードの開始」で「一覧または特定の場所からインストールする」を選択し、次へをクリックします。
  7. 「検索しないでインストールするドライバを選択する」を選択し、次へをクリックします。
  8. 「ディスク使用」をクリックし、インストレーションFDを入れます。
  9. 「フロッピーディスクからのインストール」画面で「製造元のファイルのコピー元」の欄に、
    「A:\WinXP」と入力し、OKをクリックします。
  10. 「UA-HD100C...」が表示されますので、UA-HD100C...の部分をクリックして、次へをクリックします。
  11. 「このハードウェア System TALKS UA-HD100C Rev.1.1 Controller を使用するためにインストールしようとしているソフトウェアは、Windowsとの互換性を検証するWindowsロゴテストに合格していません。」と表示されますが、
    「続行」をクリックします。
  12. 以降、画面の指示に従って再起動してください。

 

● HDDを接続しないと、UA-HD100Cの認識画面は表示されない。

  • HDDを接続しないと、UA-HD100CはBIOSを読み込みません。よって、認識画面が表示されません。

  • ごく一部のパソコンでは再起動すると認識しなくなる場合があります。パソコンはリセットの際にPCIバスなどのリセットしなければなりません。ごく一部のパソコンでは欠陥がありリセットされない場合があります。
    この場合は、リセットではなく、一度電源を切ってください。

 

これで解決しない場合は、「リソースが競合している。PnP(プラグアンドプレイ)が正しく行われていない。PCIリビジョンが2.1ではない。」を見てください。

 

● オンボードやPCIカードのサウンド機能が不具合を起こしている可能性。

オンボードやPCIカードのサウンド機能が不具合を起こす可能性があります。UA-HD100Cと直接競合する場合と、直接は関係ないですがパソコンのPnPが働いたときにサウンド機能がPnPの誤動作を起こす場合があります。後者の場合はUA-HD100C以外のカードでも発生します。

サウンドカードのPnPのトラブルの場合、ほとんどがMS-DOSドライバが引き起こします。
どのドライバがシステムを停止させているかを確認する方法(Windows95/98/Me)はここをクリック

Windowsをセーフモードで起動し、ファイル名を指定して実行から「sysedit」を実行します。ウィンドウから「config.sys」を選びます。サウンドカードのドライバを記述している行の頭に「rem<スペース> 」を入力します。次に「autoexec.bat」を選び、IRQやDMAのリソース割り当てを指定している行の頭に「rem<スペース>」を入力します。ここの詳細はクリック
具体的なドライバ名はパソコンメーカーにお問合せください。

この作業をすることによって、MS-DOSではサウンド機能が働きませんが、Windows上ではサウンド機能が使用できます。

これで解決しない場合は、「リソースが競合している。PnP(プラグアンドプレイ)が正しく行われていない。PCIリビジョンが2.1ではない。」を見てください。

 

● IRQの競合が起きている。IRQシェアリングが正しく行えない。

IRQが重複していると、このような現象が現れる場合があります。(これはハードウェアレベルでの話で、Windows上でデバイスの競合がないと表示されていることではありません

パソコンのBIOS設定で、PCIスロットやUSB等のIRQ割り当て設定で、通常のAUTOから全て手動でIRQを割り当ててください。
一般に空いているIRQは5,9,10,11です。
例えば次のように割り当てます。使っていないスロットは none や - にしましょう。

PCI configuration IRQ setting
PCI slot 1  5
PCI slot 2  9 
PCI slot 3  10
PCI slot 4/5  -

使用していないUSBや、赤外線通信、オンボードIDEなどはdisabledにしてみてください。
オンボードIDEをdisabledにすると、IRQ14(Primary)、15(Secondary)も空きます。

パソコンBIOSの設定方法はパソコンによって異なりますので、パソコンのマニュアルを見てください。。(一般に必ず書いてあります。IBMの場合はハードウェアハンドブック)

「Ctrl+Alt+Esc」、「del」、や「F1」キーなど様々です。
例えば、FMVのある機種ではこういう風になっています。⇒クリックしてください(これは単なる例として載せています。BIOSの設定に関して富士通の代わりに当社がサポートしていることではありません)

 

これで解決しない場合は、「リソースが競合している。PnP(プラグアンドプレイ)が正しく行われていない。PCIリビジョンが2.1ではない。」、および「その他のカードやオンボードの機能を無効にしてみる。」を見てください。

 

● その他のカードやオンボードの機能を無効にしてみる。

  1. 電源を切り、ビデオカード(マザーボードに付いている場合もあります)とUA-HD100C以外の全てのカードを取外します

  2. サウンド機能やUSB機能がマザーボードに搭載されている場合は、BIOS設定などで機能を停止(disabled)してください。(方法に付いてはパソコンの説明書を見るかパソコンメーカーに問合せください。)

  3. この状態で、Windowsを起動させ、UA-HD100Cのドライバを手順に沿ってインストールします。

  4. 再起動が終わりインストールが完了したら、電源を切り、取外したカードやBIOSで停止した機能を元に戻します。

  5. 完了です。

これで解決しない場合は、「パソコンBIOSに問題がある。」を見てください。

 

● パソコンBIOSに問題がある。

パソコンのBIOSに不具合があり、発売後に修正されている場合がほとんどです。
一般に、各社のホームページからダウンロードできるようになっています。

使用に関しましては、注意書きをよく読み、各社の指示、条件に従ってください。BIOSのアップデートに関しては一切当社では責任を負いかねます。また、ご質問も請けかねます。

 

● ドライバを削除してみる。(Windows95/98/Me)

ドライバのインストールが失敗している可能性があります。
一度ドライバを削除してから、再度「OSへのインストール」手順に従っておこなって下さい。

削除の方法は、ここをクリック

これで解決しない場合は、「リソースが競合している。PnP(プラグアンドプレイ)が正しく行われていない。PCIリビジョンが2.1ではない。」を見てください。