64GBを超えるハードディスクの容量がFDISK上で、実際の容量の数分の一程度の容量として認識されてしまう。
項目番号:SHD0001
該当製品 : SHDシリーズ、UltraC:
該当OS : Windows95osr1、95osr2、98、98SE
詳細:
Windows95osr1、95osr2、98、98SE
で64GBを超えるハードディスクがBIOS上では正常に認識されているにもかかわらず、FDISK上では実際より少ない容量(実際の容量から64GB差し引いた容量)として認識される。
対処方法:
Windows95/95osr2/98/98SEからFdiskを実行した場合、Fdisk
は 64 GB
を超えるハード
ディスクのフルサイズを認識できません。これはWindowsのFDISKの問題です。
この場合Fdiskが報告するサイズは、ハードディスク全体のサイズから 64 GB
を差し引いたものとなります。
参考URL
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;263044
Windows98/98SEの場合
上記URLから修正モジュールをダウンロードして適用してください。
起動ディスクからFdiskを行う場合は、起動ディスクの中のFdiskが修正されていない可能性がありますので、
C:\windows\command
内のFdisk.exeを作成した起動ディスクの一枚目にコピーしてください。
Windows95の場合
Windows95osr2の場合はこの修正モジュールが提供されていませんので正常な表示ができません。
この場合Fdisk上では、実際の容量から64GB
引いた容量が表示されます。例えば、物理ドライブのサイズが 80GB
の場合は、その容量が80-64=16なので16GB
と表示されます。
これは表示だけの問題ですので、実際にはハードディスクの全容量が認識されています。
パーティションを作成するときに、全容量を1パーティションとする場合は、そのまま「最大サイズを割り当てますか」のところで「y」を選択してください。
パーティションを分割するときは、パーセントでサイズを指定してください。
Windows95 osr1の場合もこの修正モジュールが提供されていません。
またWindows上でFdiskを実行した場合、8GBまでしか表示することができません。
また、表示できる桁数に制限があるため、10GBを越える容量のドライブでは正常に表示することができません。
マニュアル本文にもありますように、パーティションのサイズが2GBまでに制限されていることもあり、大容量HDDの恩恵がほとんど受けられません。
WindowsMEなどへのアップグレードをお勧めします。