USBハブ経由で接続すると、正しく認識されない、または動作が不安定。
項目番号:US20015
該当製品
: USB2-HDxxXP、USB-HDxxGP
詳細:
USBハブ経由で接続すると、正しく認識されない、または動作が不安定。
対処方法:
USB機器への電源の供給方式には、動作に必要な電力をACアダプタなどから供給するセルフパワーと、USBのケーブルから供給することでACアダプタなどが不要なバスパワーの二種類があります。
バスパワーデバイスを動作させるのに必要な電流は機器ごとに異なります。
ハードディスクやスキャナなどの比較的消費電流の多い機器は500mA程度の電流を必要とします。
弊社USB2-HDxxXPは動作時に、接続されたUSBポートから500mA以上の電流供給を必要とするバスパワーデバイスです。
バスパワーデバイスを動作させるためには、USBポートからデバイスの動作に必要な電流が供給される必要があります。
USBポートへの電流の供給が不足している場合、バスパワーのUSB機器が正しく認識されなかったり、または動作が不安定になることがあります。
通常のUSB機器と同じようにUSBハブにもセルフパワー型とバスパワー型のものがあります。
ACアダプタを接続しないタイプのUSBハブはバスパワー型のUSBハブです。
「バスパワー型」のUSBハブの場合、パソコンのUSBポートから供給された電流をHUB自体とそれに接続したUSB機器で分け合って動作します。
例えばUSBハブ自身が300mAの電流を必要とする場合、パソコンのUSBポートから供給された電流が500mAあったとしても、ここからUSBハブ自身が使用する300mAを引いた200mAしか接続したUSB機器は使用することができません。
これを超える電流を必要とするUSB機器を接続しても、電流不足で正常に動作しません。
セルフパワー型のUSBハブは、ACアダプタなどをUSBハブにつなぎ、ここからUSBハブに電源を供給します。
このため、1ポートあたり500mAを供給可能とされているものも多く発売されています。
ハードディスクやスキャナなどの比較的消費電流の多い機器を、USBハブに接続する場合や、複数台のUSB機器をUSBハブに接続するには、セルフパワー型のUSBハブを使用するか、パソコンのUSBポートに接続する必要があります。
また、セルフパワー型のUSBハブの場合でも、その設計によって、実際にUSBポートに供給できる電流は異なっております。
仕様が500mAとなっているものでも、実働環境では若干仕様を下回る場合もあるようです。
弊社USB2-HDxxXPをUSBハブ経由で接続すると、正しく認識されなかったり、動作が不安定な場合、USBハブからの電流の供給が不足している可能性があります。
電流の供給が不足しているかどうかは、以下の方法でご確認いただけます。
- 他のパソコンでは正常に認識、安定して動作するか
(できるだけデスクトップのパソコンでご確認ください。)
- パソコン本体のUSBポートでは動作するか
- (バスパワー型のUSBハブに接続している場合)
ACアダプターつきのUSBハブ経由で接続し、正常に認識、安定して動作するか
- (セルフパワー型のUSBハブに接続している場合)
他のセルフパワー型のUSBハブ経由で接続し、正常に認識、安定して動作するか
上記の方法で正常に認識、安定して動作する場合、USBポートからの電流の供給が不足していると考えられます。
電流供給の不足により、正常に認識されなかったり、動作が不安定な場合、以下のような対処方法があります。
- .パソコンのUSBポートに直接繋いでご利用いただく。
- (バスパワー型のUSBハブをご利用になっている場合)ACアダプタ付きのUSBハブをご利用いただく。
また、USB2.0対応機器としてとしてご利用いただくためには、USB2.0に対応したUSBハブが必要です。
また、すべてのUSBハブでの動作を保証するものではありません。
- USB2-HDxxXPの(別売の)ACアダプターををご購入いただく。
別売のACアダプターは弊社のインターネット販売でご購入いただけます。